第5回放送 アルファベット名称編

みなさんおはようございます。第5回の放送はいかがでしたでしょうか。今回はドイツ語のアルファベットを名称編として紹介しています。ドイツ語アルファベットは全部で30文字あります。ゆっくり名前を憶えてくださいね。

きょうのまとめ

・アルファベットには名称と発音がある

・ドイツ語特有のアルファベットは4文字

・エスツェットßの今昔


アルファベットには名称と発音がある

私たちは英語を習う時、エービーシーディーと覚えました。そして、それがアルファベットというものだと、なんとなく覚えたものです。

しかし、よくよく考えて見てください。アルファベットは、あくまでも名称であり、発音とはずいぶん違うのです。

番組の中でも説明していますが、Aはドイツ語で「アー」という名称で、発音も「アー」です。

しかし、Bは「ベー」という名称ですが、発音はほとんど「ブッ」に近いのです。これは、唇が触れ合って爆発する音です。ベーと読むには、「Be」と書かねばなりません。

このあたりの説明は番組をご覧いただいた方がわかりやすいと思いますので、ブログを先に読まれた方は、ぜひYou Tubeの アルファベット名称編 を始め、発音編やおまけをご覧いただければと思います。


ドイツ語特有のアルファベットは4文字

ドイツ語特有のアルファベットは、全部で4文字です。一つずつ紹介していきましょう。

・Üü ウーウムラウト  
・Öö オーウムラウト
・Ää アーウムラウト
・ß エスツェット

ウーウムラウト は Ü ü と書きます。Uの上に点々です。発音はイとウを混ぜたような発音になります。イーと言いながら口先を軽く丸めていくと上手く行きます。発音などは放送をご覧いただければと思います。

オーウムラウト は Ö öと書きます。Oの上に点々です。発音はエとオを混ぜたような発音になります。エーと言いながら、口先を軽くまるめてオのような口にしていくと上手く行きます。

アーウムラウト は Ä äと書きます。Aの上に点々です。発音は口を開けたエの発音とほぼ同じですので、発音については問題はないと思います。しかし、äuと書いて「オイ」と読ませる場合がありますので、注意が必要です。

エスツェット は ß と書きます。またエスツェット(Eszett)ではなく、「シャーフェスエス(schafes s)」という呼び名もあります。

エスツェットの今と昔

この文字は通常小文字しかありませんが、ここ数年、すべての文章や単語が大文字で書かれるような広告が存在するようになり、大文字が作られたという話があります。

また、昔はエスツェットを使った単語も、現在はssで表記されているものがあります。昔習ったエスツェットを今も使うかどうかの区別は、発音が短いか長いかで区別してください。

例えば 道路(Straße)は、ßの前の母音の発音を「シュトラーセ」と長く伸ばします。その場合は今もなお ß を使いますが、Kuss, muss, dass のように、 ßの前の母音が短い発音の場合は、現在ではssで表記します。


次回 第6回は「アルファベット発音編」です。具体的な発音について一緒に練習しましょう。

写真 「ベルリンフリードリッヒシュトラーセ駅」2007年撮影

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