みなさんおはようございます。第7回の放送はいかがでしたでしょうか。今回からドイツ人やオーストリア人の知り合いに会った時、必ずかわされる挨拶「調子はどう?」を紹介していきます。第1回目は「調子はどう?」と先に切りだすことができなくても、言われたら「Danke gut!ありがとう。いいよ。」が、言えるようにしましょう。
きょうのまとめ
・「調子はどう?」の場面とは? ・まずは基本形 Danke gut! ・間髪入れずに言えることが大切 |
「調子はどう?」の場面とは?
しかし、この「この調子はどう?」は、数日の旅行はおろか、半年たっても自分から言うことができません。なぜなら、Grüß Gott! の後、間髪入れずに言われてしまうからです。どれだけ構えていいても、先を越されてしまいます。
ですので、初回は「やられたらやりかえす」いいえ、「言われたら言い返す」ができるようにしておきましょう。
「調子はどう?」というのはWie geht es Ihnen?といいます。場面としてはこんな感じです。
①知り合いに会う。
②Grüß Gott!やGuten Tag!などをそれぞれが言い合う。
③その後、すぐにWie geht es Ihnen?が聞こえてきます。
発音としては「ヴィーゲーテスイーネン」ゲーの部分が大きく聞こえます。
④先に言われてしまったので、こちらは笑顔で Danke gut!と答えましょう。
まずは基本形 Danke gut!
「調子はどう?」と聞かれたら、まずは基本的のDanke gut!と言いましょう。
もちろん、調子が悪い時もあります。でも、調子が悪いと言ってしまうと、相手によっては痛くない腹を探られる可能性もありますので、「いいです。」以外の返事をする場合は、相手を選び、その後の展開も想像してからにしましょう。この返事のバリエーションについては第9回の放送でご紹介しています。
間髪入れずに言えることが大切
「こんにちは」「ああこんにちは」「調子どう」「ええ、いいですよ。あなたは?」「ええ、僕もいいですね。」この一連のやりとは、老若男女問わずほぼかわされる挨拶になっています。
そして、日本人である私たちは、この後、何を言っていいのかわからず、沈黙してしまい、その気まずい空気に耐えられなくなるのです。(管理人の実話です。)
ある日、他の人はどうしているのか、観察してみました。
そうです。「調子どう?」「いいです。あなたは?」「僕もいいよ。」この儀式が終わったら、何を話してもいいのです。ただただ、儀式なのです。
ですから、その儀式はリズムよく執り行われるべきですし、そこでつまづいてリズムを崩してしまうと、次に話をつないでいくことができなくなります。
儀式が終われば、すぐに言いたいことを言ってよいのです。「あ、昨日のテストどうだった?」や「いいホイリゲを見つけましたよ。」など、相手との共通の話題を始めていいのです。
後の話題を楽しく話すためにも、間髪開けずにリズムよく返事をするこそが大切なのだと思っています。
次回 第8回は「「調子はどう?Wie geht es Ihnen?」」です。挨拶の時のやり取りを練習しましょう。
写真 「ミュンヘンの凱旋門」2007年撮影