第9回放送 調子はどう?返事のバリエーション

みなさんおはようございます。第9回の放送はいかがでしたでしょうか。ドイツやオーストリアで知り合いに会った時、必ずかわされる挨拶「調子はどう?」を紹介しています。今回はDanke gut!以外の返事のバリエーションをご紹介しましょう。放送にはなかった表現も紹介しています。それぞれの単語の発音はYou Tubeの放送を参考にしてください。

きょうのまとめ

表現のバリエーション(調子はどうと聞かれたら、返事の場合は各言葉の前にDanke、をつけてください。)

気分の良い時
 ・Ausgezeichnet!
 ・Wunderbar!
 ・Super!
 ・Prima!

 ・Sehr schön!
 ・Sehr gut!
 ・(Nicht schlecht.)
 ・Gut!
——————–
普通の時
・Es geht.
・Nicht schlecht.
——————–
あまり気分が良くない時
・Nicht so gut.
・Schlecht!

気分の良い時


 ・Ausgezeichnet!

大変気分の良い時に使う言葉です。また、気分の良い時だけではなく、絵画を見たり、いい音楽を聴いた時に、また美味しい料理に対して「素晴らしい」という意味でこの表現を使ってみましょう。感動している様を表現することができます。

 ・Wunderbar!

Wunderは不思議な程美しい、素晴らしいという意味があります。それほど気分がよいということです。この言葉も絵画や音楽、食事など他の場面でもよく使われます。Ausgezeichnet!よりもずっと日常でよく使われる言葉です。


 ・Super!

ドイツ語ではズーパーと聞こえますし、オーストリアではスーパーと聞こえます。スーパーマーケットも同じ表記ですので、最初は少し使うのに抵抗がありますが、現在は若い世代から年配の方までよく使っている言葉です。意味は大変良い、すばらしいという意味になります。

 ・Prima!

元々はイタリア語ですね。プリマドンナなどのプリマです。今ではドイツ、オーストリアでも普通に使われています。とっても良い、いい気分などの時に使います。

 ・Sehr schön!

sehrはドイツ語で「とても」という意味になります。直訳すれば「とても美しい」ですが、気分を表現する場合は「気分はいい」になります。次に紹介するSehr gut!よりは、こちらの方が気分がいいように感じますが、いい方によっても変わってくると思います。

 ・Sehr gut!

「とてもいい」という意味になります。普段使うのには、Danke gut! と同じように一番差しさわりのない表現になると思います。

 ・(Nicht schlecht.)

放送でもお話していますが、直訳すれば「悪くない」ですので、gut「良い」よりは下にくるのですが、人によっては「悪くない」は「良い」よりも評価が高い場合があるのです。

 ・Gut!

すでに第7回でご紹介しました。日常で一番よく使われている表現です。毎回これだと少々「気持ちが足らない」可能性もありますが、ぜひ笑顔で応えてください。


普通の時


 ・Es geht.

直訳すれば「それは行っています」になりますが、質問のWie geht es Ihnen? の「それはあなたにとってどのようにいってますか?」を考えれば「それは行ってる」というのは「まあまあです」と訳すのがよいでしょう。上がるでも下がるでもない、昨日と同じ調子だという、少々面倒な感じも受ける場合があります。若者が年上に聞かれてこう答える場合は「それ以上、学校の成績や恋人ができたかなどいろいろ聞かないでほしい。」というやんわりとした拒否感も感じますね。

 ・Nicht schlecht.

言葉のとおり「悪くない」という意味があります。この言葉を発する時の表情や、言葉の高さや明瞭さによって、相手に与える印象が違うので、初心者には向きませんが、使えるようになればおもしろい表現ですね。


あまり気分が良くない時


 ・Nicht so gut.

なるべくなら使わない方がいいと思いますが、本当に体調が悪い時などはしかたありません。この表現を使いましょう。「それほどよくない」という意味ですが、その理由は花粉症?それとも二日酔い?

 ・Schlecht!

直訳は「悪い」です。gutの反意語です。何があったのでしょうか?大金を落としてしまったのか?それとも大切な試験に落ちた?理由を尋ねるのも恐ろしいですね。

気分が良くないという返事をしてしまうと、「どうしたの?」「恋人に振られでもしたのか?」という感じで、その理由を聞かれてしまうことがありますので、これらの返事は相手を選んで答えてください。また、相手が目上の人の場合、例えば教授や上司、それほど親しくない人には、あまり気分の悪い返事はしないものです。


次回 第10回は「調子はどう?Wie geht’s dir?」」です。仲のよい友人にはこのスタイルで。

写真 「オーストリア・ウィーン郊外の春」2008年撮影

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