みなさんおはようございます。第11回の放送はいかがでしたでしょうか。ドイツやオーストリアで親しい知り合いに会った時、「調子はどう?」と尋ねられます。第7回から今回まで、知り合いに出会った時の挨拶を紹介してきました。Wie gehr es Ihnen?と聞かれて、Danke schön! と返事をしたら、相手にも「それであなたはどうですか?」と尋ねましょう。
きょうのまとめ
・Sie(あなた)でやり取りしている相手の場合 ・Du(君)でやり取りしている相手の場合 ・この一連のやり取りは一瞬にして行われる |
Sie(あなた)でやり取りしている相手の場合
ドイツ語は、相手とのやり取りがSie(あなた)か、Du(君)によって挨拶の表現も変わります。
丁寧なSieでやり取りをしている知り合いに調子を尋ねられて「Danke, gut!」と返事をした後、相手にUnd Ihene?(あなたはどうですか?)と聞き返します。
Sieの場合の流れをもう一度確認しておきましょう。
◆Hallo! (こんにちは!) ●Grüß Gott!(こんにちは!) ◆Wie geht es Ihnen? (調子はどうですか?) ●Danke, gut! Und Ihnen? (ありがとう、いい感じです。あなたは?) ◆Danke, sehr gut! (ありがとう、いいですよ。) |
Du(君)でやり取りしている相手の場合
Duの場合の流れをもう一度確認しておきましょう。
◆Hallo! (こんにちは!) ●Grüß Gott!(こんにちは!) ◆Wie geht’s? (調子はどう?) ●Danke, gut! Und dir? (ありがとう、いい感じです。君は?) ◆Danke, sehr gut! (ありがとう、いいですよ。) |
この一連のやりとりは一瞬にしておこなわれる
知っている人を街で見かけて、外国語でこちらから声をかけるって勇気がいりますね。Hallo!と声を出してもいいし、ハローソフィア!みたいに名前を呼んでもいいと思います。どちらが先にこの挨拶をスタートさせるのかは、決まっていませんので早い者勝ちです。ただ、この一連の挨拶に、時間とエネルギーをかけてしまっては、その後の話題にスムーズに進めません。お経や呪文のようにスラスラと言えるようにしておくといいですね。
そして、この一連のやりとりが終われば、好きな話題「昨日のドラマ見た?」や「そこのスーパーで卵が100円だったわよ。」と一瞬にしてワープしていいのです。
次回 第12回は 自己紹介 Mein Name ist…(私の名前は)です。
写真 「ゲバントハウス/ライプチヒ」2007年撮影