みなさんおはようございます。第12回の放送はいかがでしたでしょうか。今回から4回にわたって一番簡単な自己紹介ができるようにしましょう。今回は、名前の言い方です。語学学校の事務所での手続きや、ホテルでのチェックイン時に、自分の名前をスムーズに言えるようにしたいものです。
きょうのまとめ
・名前を伝える表現は3つ覚えておけば大丈夫 ・相手に名前を尋ねる表現も3つ覚えておけば大丈夫 ・自分の名前はアルファベットで言えるようにしておく ・おまけ/ドイツ語のアルファベットの電報読み |
名前を伝える表現は3つ覚えておけば大丈夫
名前を伝える表現は次の3つを覚えておけば問題なくやり取りができると思います。
山田太郎さんの場合 Mein Name ist Yamada. (Mein Name 私の名前は/ ist 動詞~です。) Ich heiße Yamada. (Ich 私は/ heiße~という名です。~と呼ばれています。) Ich bin Yamada. (Ich 私は/bin 動詞~です。) |
初めて会う方や、ビジネスなどでは上の2つを使う方が丁寧です。
3番目のIch bin~は、ラフな感じの表現になります。
相手に名前を尋ねる表現も3つ覚えておけば大丈夫
相手に名前を尋ねたい時も上記と同じように3つのパターンがあります。
Mein Name ist Yamada.に対して→Wie ist Ihr Name?(Wie疑問詞どんな/ istです/ Ihr あなたの/Name名前?) Ich heiße Yamada.に対して→Wie heißen Sie?(Wie疑問詞どんな/ heißen~と呼ばれている/ Sieあなたは?) Ich bin Yamada.に対して→Wer sind Sie?(Wer疑問詞だれ/ sind動詞~です/ Sieあなたは?) |
あなたの部分を君に変えれば、DUに対しても名前を尋ねることができます。
Wie ist dein Name?(Wie疑問詞どんな/ istです/ dein 君の/Name名前?) Wie heißt du?(Wie疑問詞どんな/ heißen~と呼ばれている/ Sieあなたは?) Wer bist du?(Wer疑問詞だれ/ sind動詞~です/ Sieあなたは?) |
なぜこのような作り方になるのかについては、6月9日放送予定の「疑問文の作り方」で説明したいと思っています。
自分の名前はアルファベットで言えるようにしておく
私たち日本人の名前で相手にすぐに通じるのは、日本企業で有名になった「トヨタさん」「マツダさん」または指揮者の「オザワさん」などでしょうか。それ以外の名字の方は、まず名前を言っても聞き取ってもらえません。そんな時には、自分の名前をアルファベットで言えるようにしておくのがいいでしょう。
You Tubeの第5回放送「アルファベットの名称編」を参考にしていただいて、ご自分の名前を一文字ずつ言えるようにしておくと、相手がこちらの名前を聞き取ってくれます。
例えば ヤマダさんの場合
Y イプシロン A アー M エム A アー D デー A アー
このようにアルファベットで言えるようにしておけば、簡単に伝えることができます。アルファベットを覚えておいて良かったと思うひと時です。
・おまけ/ドイツ語のアルファベットの電報読み
かなり上級になりますので、初心者の方は読まなくても大丈夫です。
さて、日本語にもありますが、ドイツ語にも電報などを打つ時の為に、間違いを防ぐための言い方がありますので、ご紹介だけしておきます。同じドイツ語でもドイツ・オーストリア。スイスでは若干違います。
Wikipediaのドイツ語のページをリンクしておきます。一覧の表が見つかると思います。左から順番にドイツ、オーストリア、スイスになっています。
Aだけをみても、スイスだけアントンではなくアンナです。面白いですね。
次回 第13回は 自己紹介 Ich bin Japaner(私は日本人)です。
写真 「ミラベル宮殿から望むホーエンザルツブルグ城/オーストリア」2008年撮影