みなさんおはようございます。第21回の放送はいかがでしたでしょうか。「別れ際の挨拶」を紹介しています。今回は一般的な別れの挨拶Auf Wiedersehen!を一緒に練習しましょう。
今日のまとめ
・ドイツ語の一番一般的な別れの挨拶 Auf Wiedersehen! ・オーストリアでは別の言い方が存在する ・省略形もOK ・和独で調べた時に出てくるもう一つの「さようなら」は意味が違う |
ドイツ語の一番一般的な別れの挨拶 Auf Wiedersehen!
Auf Wiedersehen!は 単語をじっくり見れば 「Wieder再び」 と 「sehen見る」があります。つまり「また会いましょう。」という意味の別れの挨拶です。
オーストリアでは別の言い方が存在する
ドイツ語では基本的にAuf Wiedersehen!と言いますが、オーストリアではAuf Wiederschauen!とういい方もあります。これは日常的に 見るという動詞sehenの代わりにschauenを使っているからでしょう。ドイツ南部もAuf Wiederschauen!を使います。もちろんどちらの言い方をしてもOK!
省略形もOK
Auf Wiedersehen!ではなく Wiedersehen!だけでもOK!
オーストリアでも Auf Wiederschauen!ではなくWiederschauen!だけでもOK!
和独で調べた時に出てくるもう一つの「さようなら」は意味が違う
ドイツ語で「さようなら」を調べていると、もう一つ候補が出てきます。それが
Leben Sie wohl! (Sie に対して)
Leb wohl!(Duに対して)
この表現は、Auf Wiedersehen!のまた会いましょう。また明日。また今度。というニュアンスとは違い、「しばらく会えませんが(もしかしたらもう一生会えないかもしれませんが)、どうぞお元気でお過ごしください。」という意味が含まれます。
日本語で言えば、時代劇などで聞いたことのある「お達者で」に近いです。
または、王子様が化け物退治に命をかけていくときに、姫が ”Leb wohl!” と言ったりします。
留学を終えて帰国する人には再会を約束してAuf Wiedersehen!を使います。
次回 第22回は 「別れ際の挨拶 Bis dann!」です。
写真 「ウィーン国立歌劇場/オーストリア」2020年撮影