第38回放送「ドイツ語で文章を作る時のお約束」

みなさんおはようございます。第38回の放送はいかがでしたでしょうか。今回はドイツ語で文章を作る時のお約束というタイトルで、作文をする際の基本的なことを確認しておきましょう。

きょうのまとめ

・大文字で始める

・名詞は大文字で

・コンマの場所に注意しよう

・最後はピリオドや?!を打つ

大文字で始める

ドイツ語の文章を作る時は、必ず大文字で書き始めましょう。

そこには初心者のドイツ語学習者が必ずはまっていく罠があります。それは

文章の最初に始まる「Sie」

ドイツ語のSieには3つの違う意味があります。彼女のsie, あなたのSie, 彼らのsie です。これが文章の最初にくれば、大文字で書きますので、全部 Sie Sie Sie になります。区別がつきません。

ですので、その後に続く動詞や、文章全体で区別します。番組で紹介した文章をここでも見てみましょう。

Sie ist Maria.彼女はマリアです。
Sie sind Maria.あなたはマリアです。
Sie sind Maria und Peter.彼らはマリアとペーターです。

Sie ist Maria. は動詞に注目しましょう。ist が三人称単数ですので、このSieは彼女になります。

Sie sind Maria. も動詞に注目しましょう。sind がついています。またSieに対応するものがMaria一人であることからあなたはマリアです。という意味だとわかります。

Sie sind Maria und Peter. Sie sindまでは「あなた」なのか「かれら」なのか区別ができませんが、Sieに対応するものが、マリアとペーターなので複数だと判断できます。

このようにドイツ語では、文章全体をよく見て考える癖をつけましょう。


名詞は大文字で

ドイツ語の名詞は大文字で書きます。

Japan(日本)Maria(マリア)Brot(パン)Buch(本)

Schule(学校)Kopf(頭)Kuchen(ケーキ)

物だけではありません。

Geschichte(歴史)Meinung(考え)Wahrheit(真実) 

すべての名詞は、かならず大文字で書き始めます。つまり、文中に大文字のものがあれば、名詞なのです。

コンマの場所に注意しよう

日本語とドイツ語では、コンマを打つ場所が違います。ドイツ語は主語と述語が含まれる1文を単位に考えましょう。例を見てみましょう。

私は、今日学校へ行きます。Ich gehe heute in die Schule.
おはよう、元気?Guten Morgen!
Wie geht’s?

(2つの文章に別れます。)

英語にも慣れていない方は、どこまでが一文なのか注意してコンマやピリオドを打ちましょう。


最後はピリオドや?!を打つ

文章の最後は、必ずピリオドや?!を打ちましょう。特に!は、挨拶と命令形(特定の文法の規則があります。)の時に打つことになっています。


次回 第39回は「いろいろな文章をつくってみよう~sein動詞」です。

写真 「収穫祭/オーストリア」2007年撮影

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です