第43回放送「いろいろな文章をつくってみよう~分離動詞」

みなさんおはようございます。第43回の放送はいかがでしたでしょうか。ドイツ語特有の分離動詞を使って文章を作ってみましょう。コツは分離した前綴りが文章の最後に来ることです。

きょうのまとめ

・分離動詞とは(復習)

・分離動詞の文章の作り方(現在文)

・分離動詞の文章は発音に気を付ける

・今日の宿題

・昨日の宿題

分離動詞とは(復習)

分離動詞は動詞に前綴りをつけることによって、より詳しい状況を表すことができる動詞です。

例えば、steigen(登る)という動詞に umsteigen で乗り換える einsteigenで乗り込む aussteigenで乗物から降りるという意味になり、より細分化していきます。活用は元のsteigenと同じです。

また、この動詞は現在文において、二つに分かれる特徴があります。


分離動詞の文章の作り方(現在文)

「起きる」という分離動詞があります。aufstehen これはaufstehenに分かれます。

ドイツ語は動詞が2番目ですので、活用するstehenが2番目に来ます。そしてaufが一番最後に来ます。

Ich stehe auf. 私は起きます。

これでOK。もちろん次のようになってもaufは最後になります。

Ich stehe morgen um 7Uhr auf. 私は明日7時に起きます。


分離動詞の文章は発音に気を付ける

分離動詞を声に出して読む場合は、必ず最後の前綴りを大きな声で読むように心がけましょう。その部分をしっかり発音しないと、何のために前綴りをつけて分離動詞にしているのかわかりません。聞き手の耳に認識してもらうよう、はっきり伝えることが大切です。


今日の宿題

次のドイツ語を訳しましょう。

1)Wir steigen jetzt um.

2)Der Zug fährt um 7 Uhr 35 ab.

3)Er kommt heute Abend mit.

4)Wir fahren heute Abend nach Wien zurück.

5)Maria macht das Fenster auf.

6)Die Sonne geht unter.


昨日の宿題

1)Ihr esst einen Kuchen. 君たちはケーキを食べる。

2)Du fährst nach Osaka. 君は大阪へ行く。

3)Er läuft schnell. 彼は早く走る。

4)Wie essen im Restaurant. 私たちはレストランで食べます。

5)Du siehst ein Kind. 君は子どもを見ている。

6)Er gibt mir einen Fisch. 彼は一匹の魚を私にくれた。

★ご質問をいただきました。「なぜ過去形の日本語になっているのですか?」

■現在形ですので「彼は私に魚をくれる。」が正解です。しかし、今まさにもらった、そんな時に現在形で表現してもいいと思います。場面に合わせて日本語が変わります。例えばEr kommt aus Japan. このようなドイツ語も、今すでにドイツにいる場合「日本から来る」ではなく「日本から来た」になります。

1)Er läuft langsam.

2) Ein Kind schläft.

3) Maria fährt nach Hungarn.

4)Er fällt die Prühfung.

5)Du isst viel.

6)Er vergisst das.


次回 第44回は「いろいろな文章をつくってみよう~助動詞①」です。

写真 「ニュルンベルクの焼きソーセージ/ドイツ」2012年撮影

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