みなさんおはようございます。第51回の放送はいかがでしたでしょうか。今日はドイツ人やオーストリア人と会話を始める時に、ちょっと予防線を張っておきたい方は必見です。
きょうのまとめ
・「もう一度お願いします。」だけでは不十分 ・ゆっくり/はっきり/簡単に ・昨日の宿題 |
「もう一度お願いします。」だけでは不十分
ドイツ・オーストリアで子どもたちと仲良くなることもあります。子どもの発音って聞き取りづらいですね。何を言ったのかわからなくて、Wie bitte?(えっ何?)と聞き返すのですが、親切にさっきと同じ文章を、同じ速度で繰り返してくれます。前回のNoch einmal, bitte!(もう一度お願いします。)も同じです。同じ文章を何度でも同じ速度で同じ聞き取りづらさで繰り返してくれます。
大人だとこちらの事情を察してくれ、2回目は違う言い回しにしてくれたり、少しゆっくり話をしてくれる人もいます。ただ、すべての人がそうだとは限りません。だからこそ、先に「すみません、私はドイツ語がまだちょっと・・・」と相手の親切を頼りにしましょう。相手も1回ですみますので、その方がいいのかもしれません。
ゆっくり/はっきり/簡単に
ゆっくり | langsam |
はっきり | deutlich |
簡単に | einfach |
文章の形は成していません。しかし!
Langsam,deutlich,einfach,bitte!
と会話の前に叫ぶだけでOK!
そうすれば「こちらの書式に押印お願いします。」ではなく「ハンコ持ってますか?ここに、押してください。」になったりします。日本の役所も簡単な日本語使ってほしいものです・・・
3つの言葉全部使わなくても、Langsam,bitte! だけでもいいのです。その状況にあった伝え方をしましょう。
元々は Sprechen Sie langsam, bitte !などの文章ですが、きっちり文章の形を取らなくても使えますので、お守りのつもりで覚えておきましょう。
次回 第52回は「疑問文の作り方」です。
写真 「ワルトブルグ城からの眺め/ドイツ」2007年撮影