第84回放送「男の見分け方」

みなさんおはようございます。第84回の放送はいかがでしたでしょうか。男性の名詞の規則は特に必死に覚える必要は、今の段階ではないと思います。今後ゆっくり覚えてください。それよりも二つ大きなお約束を、辞書で名詞の性を調べた時に、意識できるようにしていきましょう。

きょうのまとめ

・男性名詞の見分け方

・男性名詞で大切なことは「人」と「音」

男性名詞の見分け方

男性名詞の見分け方は、名詞の最後が以下で終わるものを覚えておけばいいと思います。

1.-ling

der Frühling(春), der Zwilling(双子), der Lehrling(見習い), der Schmetterling(蝶々), der Liebling(最愛の人)

2. -ich

der König(王), der Honig(ハチミツ), der Essig(お酢), der Käfig(オリ/鳥かご),

3. -eig

der Steig(小路), der Teig(生地), der Zweig(枝)

4. -ismus

der Buddhismus(仏教), der Egoismus(エゴイズム), der Optimismus(楽観主義), der Pessimismus(悲観主義), der Tourismus(ツーリズム)

5. -ent

der Student(学生), der Dirigent(指揮者), der Patient(患者), der Konsument(消費者)

他にも男性名詞を確定するものとしてたくさんありますが、今は注目しなくていいと思います。


一番大切なことは「人」と「音」

男性名詞を知るうえで、一番大切なことは「人」と「音」です。人というのは、その名詞が、職業や人間を表す時、その総称として使われる時は男性です。

例えば der President は大統領ですが、「大統領という職を担う人」という意味と「男性の大統領」という意味があります。なので、名詞の性は男性です。女性は die Presidentinになります。

また、同じ男性でも der Mann, der Vater, der Junge, der Neffe, der Onkelなど、いろいろな呼び名があります。これらは終わり方の発音に関係なく男性です。甥は男性で女性ではないと考えるからです。女性はそれに対応する単語があります。(die Frau, die Mutter, das Mädchen, die Nichte, die Tnateなど)

もともと男性を意味する名詞、男女別れる名称のある人の名詞、職業の総称は、男性であると判断しましょう。


そして、「音」ですが、男性名詞は、女性名詞にくらべて、強い発音が多いのです。実際にちゃんと発音すれば、女性よりもずっと力強い発音、堅い発音が多いことに気がつきます。正しい発音を心がけて、音から名詞の性の予想がつくようにしていきましょう。

そういう意味では、erで終わるもの、それに類似する発音は、音だけではなく、元々男性形の職業であることが多く、男性である可能性がすごく高いと思っていいでしょう。

der Musiker(音楽家), der Meister (マイスター) , der Doctor (ドクター) , der Kavalier (紳士) など。

また、der Pianistが男性で、女性はdie Pianistinだと覚えていれば、同じ音で終わる Optimist(楽観主義者)も、同じく男性であるとわかりますね。 


次回 第85回は「中性の見分け方」です。

写真 「グリースノッケルンズッペ/ウィーン・オーストリア」2020年撮影

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