きょうのまとめ
・レストランに入って最初にすることは ”飲み物を頼む” こと |
レストランに入って最初にすること
レストランに入って座席に案内してもらったら、または、Speisekarte(メニュー)を持ってきてもらったら、まずは飲み物を注文することになります。
例えば、日本のランチ時などは「お昼のAセットと、アイスコーヒー」「コーヒーはすぐにお持ちしましょうか?それとも食後に?」みたいな会話になりますが、ドイツ、オーストリアのレストランで、夜はもちろん、お昼のランチでも、飲み物と食事の注文はほとんど別々になりますし、コーヒーはまず食事時に注文しません。
これは、食文化の違いから来ていると思いますが、彼らが注文する飲み物は、食事を楽しむための物ですので、食前酒・ワイン・ビールなど、またはノンアルコールであれば、ミネラルウォーター、ソーダ水、ジュースやコーラなどです。そしてその飲み物を楽しみながら、食べるものを考えるのです。
ですので、お店に入って、Speisekarteを持ってもらったら、店員さんはすぐに「何を飲みますか?」と尋ねてきます。ですので、飲むものだけは、お店に入る前に軽く決めておきましょう。高級店でない限り、ワインもそれほど種類はありませんので、さっとワインリストを見て、飲みたいものを決められるようにしましょう。
以下のような流れになります。
お店の方 | 二人のお客さん |
Grüß Gott! こんにちは | Grüß Gott! こんにちは |
Wie viel Personen? 何名ですか? | Zwei! 二人です。 |
Hier bitte! こちらへどうぞ。 | Danke! ありがとう。 |
So, was möchten Sie trinken? さて、何をお飲みになりますか? | Äh…Speisekarte bitte! あーメニューください。 |
Freilich! Komm sofort! ———-So, das ist Speisekarte. わかりました。すぐに来ます。・・・・はい、メニューです。 | Danke schön. ありがとう。 |
So, Wissen Sie schon? もうおわかりですか? | Ja, ich möchte ein Glas Weißwein bitte! ええ、グラスの白ワインをください。 Ich hätte gerne einen Orangensaft bitte! 私はオレンジジュースをお願いします。 |
Ja wohl! Danke schön! もちろんです。ありがとうございます。 | Danke! ありがとう。 |
この後、飲み物が運ばれてくるまでにゆっくり何を食べるのかメニューと格闘するのです。
次回 第94回は「レストラン~食事の注文」です。
写真 「シュニッツェル/オーストリア」2020年撮影