第157回「きよしこの夜①」

今日のまとめ

・「きよしこの夜」はオーストリア生まれ

・「きよしこの夜」教会への行き方

・原曲は少し音が違う

・歌詞の意味を見てみよう

きよしこの夜」はオーストリア生まれ

クリスマスになれば、世界中で歌われる「きよしこの夜」ですが、情報を少しまとめておきましょう。

・タイトル Stille Nacht, heilige Nacht
・作詞   Joseph Mohr (ヨゼフ・モーア)
・作曲   Franz Xaver Gruber (フランツ・クサーヴァー・グルーバー)

・初演日  1818年12月24日
・初演場所 St. Nikola in Oberndorf bei Salzburg (聖ニコライ教会/オ―ベルンドルフ(村)・ザルツブルグ)

      Stille-Nacht-Kapelle(現在は建て替えられそう呼ばれている)

オーストリアの小さな村の教会で作られ、演奏されたこの曲が、今は世界的に有名な曲になりました。そして、この曲がオーストリア生まれであることをご存じない方の多いこと!

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「きよしこの夜」教会への行き方

毎年12月24日の夜には、教会の前でミサが行われ、たくさんの人が集います。また、最近はその模様をネット中継してくれますので、日本にいても見ることができます。(日本の真夜中ですが)

教会へはザルツブルグから半日コースで行くことができます。

ザルツブルグ駅を正面から見て右手側に、S-Bahnのザルツブルグ駅があります。そこから乗ってOberndorfを目指してください。ただしOberndorfなんとかという名前の駅はいくつかありますので、そこは他の乗客や運転手さんの前で歌ってみることをお勧めします。そうすると正しい場所で降ろしてくれます。

降りても人はいません。田舎です。

正確には Oberndorf b.Salzburg Bahnhof という駅で降りてください。

また、同じザルツブルグ州にはOberdorf(nがない)村もありますので、誰かに道を尋ねる時は、やはり念のため歌ってみるのがいいでしょう。私も2回くらい歌いましたが、そうするとすぐに指さしてくれるものです。なにしろその村に来る外国人観光客は、みんな「きよしこの夜」教会がめあてなのですから!

列車の進行方向を左へ進めば川があります。川を左手にして、川に沿って歩きましょう。そして、川が大きくカーブする時に右手に小さな教会があります。それが「きよしこの夜」教会です。

川向こうのドイツ側には、ちょっとしたレストランやスーパーなどもありますので、この写真を撮るために立っている場所には橋がありますので、ドイツ側へ渡って休憩するのもいいでしょう。また、教会には普段は人もいませんし、トイレも何もありませんので、そのつもりで訪れてください。


原曲は少し音が違う

You Tubeで、ウィーン少年合唱団がギター伴奏で歌っている「きよしこの夜」は、私たちが知っているのと少しメロディが違います。それは原曲が違うからです。「ほ~しは~ひ~かり~」「ね~むり~たも~」の部分が違うのを、よければ動画を調べて確認してみてください。

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歌詞の意味を見てみよう

Stille Nacht!静かな夜
Heilige Nacht! 聖なる夜
Alles schläft; すべてが寝静まり
einsam wacht ひっそりと起きている
Nur das traute hochheilige Paar. ただ誠実で高貴な夫婦だけが
Holder Knab’ im lockigten Haar, 巻き毛のかわいい子よ
Schlafe in himmlischer Ruh!
Schlafe in himmlischer Ruh!
眠れすこやかな静けさの中で
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次回は、第158回「きよしこの夜②」

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