第209回「あります!Gibt es~」

きょうのまとめ

・gibt es ~があれば、とにかく「あります」と訳しましょう!

gibt es ~があれば、とにかく「あります」と訳しましょう!

ドイツ語の文章を訳している時に、特に初級学習者が見ている文章の中でgibtという動詞が出てきた時に、その近くにesがないかどうか探してください。それがあれば、肯定の場合は「あります」、否定の場合は「ありません」と訳すのが、一番簡単です。例文をみながら慣れていきましょう。

■Es gibt einen neuen Film im Kino.

新しい映画が映画館であるよ。

■Es gibt viele schöne Städte in Europa.

ヨーロッパには美しい街がたくさんあります。

■Es gibt 3 verschiedene Möglichkeiten.

3つの方法(可能性)があります。

■ Es gibt einen Kuchen im Kühlschrank.

冷蔵庫にケーキがあります。

Esが仮主語の形になっていますので、「あるもの」は4格で示します。

また、「ありません」と言いたい時には、nicht または 名詞の否定形 kein を4格で使用します。

■Es gibt keinen neuen Film im Kino.

映画館では新作はありません。

■Es gibt keine schöne Stadt in Europa.

ヨーロッパに美しい街はありません。

■Es gibt keine Möglichkeit.

可能性はありません。

■ Es gibt keinen Kuchen im Kühlschrank.

冷蔵庫にケーキはありません。


gibtはもともとgebenと言う動詞です。gebenは「与える」という訳が最初に思い浮かびますが、esとセットになった時は「あります」「ありません」を忘れないようにしてくださいね。


次回は、第210回「手紙と電話」

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