きょうのまとめ
・gibt es ~があれば、とにかく「あります」と訳しましょう! |
gibt es ~があれば、とにかく「あります」と訳しましょう!
ドイツ語の文章を訳している時に、特に初級学習者が見ている文章の中でgibtという動詞が出てきた時に、その近くにesがないかどうか探してください。それがあれば、肯定の場合は「あります」、否定の場合は「ありません」と訳すのが、一番簡単です。例文をみながら慣れていきましょう。
■Es gibt einen neuen Film im Kino.
新しい映画が映画館であるよ。
■Es gibt viele schöne Städte in Europa.
ヨーロッパには美しい街がたくさんあります。
■Es gibt 3 verschiedene Möglichkeiten.
3つの方法(可能性)があります。
■ Es gibt einen Kuchen im Kühlschrank.
冷蔵庫にケーキがあります。
Esが仮主語の形になっていますので、「あるもの」は4格で示します。
また、「ありません」と言いたい時には、nicht または 名詞の否定形 kein を4格で使用します。
■Es gibt keinen neuen Film im Kino.
映画館では新作はありません。
■Es gibt keine schöne Stadt in Europa.
ヨーロッパに美しい街はありません。
■Es gibt keine Möglichkeit.
可能性はありません。
■ Es gibt keinen Kuchen im Kühlschrank.
冷蔵庫にケーキはありません。
gibtはもともとgebenと言う動詞です。gebenは「与える」という訳が最初に思い浮かびますが、esとセットになった時は「あります」「ありません」を忘れないようにしてくださいね。
次回は、第210回「手紙と電話」