きょうのまとめ
| ・ドイツ語で「私の家」は何ていう？ ・何階に住んでいるのかで悩む ・「お近くにお寄りの際は、ぜひお立ち寄りください。」のドイツ語 |
ドイツ語で「私の家」は何ていう？
die Wohnung
ドイツ語で「家」を表現する単語の中で、一番よく聞くのが「die Wohnung」ヴォーヌングという単語です。これは、日本で言う「マンション」「億ション」から「アパート」「集合住宅」「団地」など全ての一軒家以外で使える便利な言葉です。また、Wohnung/住まいという意味では一軒家の人が使ってもいいのです。ウィーンなどは一軒家が少なく、ほとんどが集合住宅ですので、この単語を使っておけば問題がありません。またWohnungの中にはwohnつまりwohnen/住むという単語が入っていますので、住んでいる場所を示すのには、一番適当なのかもしれません。
ではその家の形はどんなものがあるでしょうか？
■das Haus
地方や郊外へ行けば一軒家が建っています。これはDas Hausと言っていいでしょう。少し注意しておきたいのは、ウィーン郊外などに、大きな一軒家らしきものが建っていますが、入口をよくみれば4世帯が入っているWohnungだったりします。
さて、私の家はmeine Wohnung や mein Haus で表現できますが、では、「どんな建物に住んでいるんですか？」と尋ねられたら、次の様な建物の形式で区別するといいでしょう。
■die Mietwohnung 賃貸のマンション~アパート
■das Hochhaus 高層マンション
■das Ferienhaus 別荘（休暇用の家）
■das Reihenhaus 昔の日本でいうところの「長屋」
■das Studentenhaus/ Das Studentenheim/ Das Studentenwohnhaus 学生寮
学生寮もWohnungの一つです。家賃も格安で便利ですが、ウィーンの学生寮の多くは「夏休みは出ていけ」という形をとっていました。その間は、夏の休暇施設として観光客に提供されていました。
何階に住んでいるのかで悩む
ドイツやオーストリアで誰かの家を訪ねる時に、いつも困ってしまうのが「何階に住んでいるのか？」ということです。なので、最初の訪問時には、いえ、慣れるまでは、必ず毎回「日本でいうところの何階だっけ？」という質問をすることになります。そして、「3階だけど、日本の5階」と言われたら「エレベーターある？」と確認するのですが、大抵の場合は「ない」と言われるので、「5階まで階段あがるのか。」と覚悟を決めるのです。
日本とは階層の表記が違うのですが、下の絵のようになります。右側の省略はエレベーターがあった場合などに、そのような省略が押しボタンに書かれています。
そうそう、エレベーターも住んでいる本人が持っているカギを差し込まないと動かないエレベーターも多く、やっぱり階段をぜーぜーいいながら上がることになるのです。
「お近くにお寄りの際は、ぜひお立ち寄りください。」のドイツ語
来てくださいは、kommenを使いましたが、偶然や短い時間の立ち寄りには、vorbeikommenという分離動詞を使います。
Bitte kommen Sie bei uns vorbei! よければ私たちのところへお立ち寄りください。
Bitte kommen Sie bei mir vorbei! よければ私のところへお立ち寄りください。
Bitte komm einmal bei mir vorbei！良かったら今度一回来て！
というような言い方ができます。
また、お近くにお寄りの際はですが、丁寧に言いたいなら
Wenn Sie hier in der Nähe sind, kommen Sie bitte bei uns vorbei.
この場合、接続法などは使いません。（使うと、「きっと来ないと思うけど」になってしまうので。）
また「日本に来た時には、ぜひ来てね。」なんて言いたい時は
Wenn du wieder in Japan bist , komm bitte einmal bei mir vorbei.
Wenn Sie wieder nach Japan kommen, というふうに最初にkommenを使っている場合は、vorbeikommenでもう一度kommenを使うのはダサいので、
Wenn du wieder nach Japan kommst, bitte lass uns vorher wissen.
日本に来る時は、その前に知らせてね。といういい方もできると思います。
次回は、第213回「住まいの単語～台所」
