第235回「招待~帰るタイミングと感謝の意」

きょうのまとめ

・食事は楽しもう、会話をしよう

・帰るタイミングときっかけになる言葉

食事は楽しもう、会話をしよう

お食事会などはぜひ、楽しい時間を過ごしてほしいものです。食事が運ばれるまでに、食べられない物を聞かれた時は、遠慮なく伝えましょう。食事がテーブルに乗ってから食べないで残すのは返って失礼になります。

また、おかわりをすすめられた時も、もし食べられそうならお願いしてもいいでしょう。ただお腹いっぱいになりますので、断る時のドイツ語は、第150回でやりましたね。

奥様お手製のケーキが出された時は、必ずいただくようにしましょう。お腹一杯でも甘いものは別腹。ドイツ語でも「Betsubara」という言葉でいう人も多いそうです。甘いものが苦手な日本人も多いですが、ドイツ人にそれは理解できません。男女関係なく甘い物は大好きです。断らねばならない時は、ちゃんと理由を「医者に止められているので」と言っておく方が無難です。

乾杯はグラスを合わせて音は鳴らしませんが、相手の顔をしっかり見て乾杯しましょう。相手の顔を見ないで乾杯すると、7年不幸がやってくるという言い伝えもあるほどです。

食事が一通り終われば、各自が葉巻を吸ったり、ワイン以外にも、いろいろなお酒をすすめられたりします。あなたの好きなスタイルで、その場にいる人たちとの会話を楽しみましょう。


帰るタイミングときっかけになる言葉

そろそろ帰りたいのに、なんといってきっかけを作ってよいかわからない・・・これは招待された時だけではなく、他の場面でも困ってしまうことが多いですね。1文だけ、覚えておきましょう。これが使えれば、帰りたい時のきっかけとして困ることはありません。

Ich muss langsam (nach Hause) gehen.

Leider muss ich langsam nach Hause gehen.

そろそろ帰らないと。

他にも

Ich muss mich langsam verabschieden.

もうそろそろおいとましないと。

こう言いながら立ち上がるのです。パーティの雰囲気を乱したくない時は、主催者にそっと伝えて静かに帰ることもあります。

そして、主催者は玄関まで送ってくれますので、とにかく感謝を述べましょう。

Es war wunderschön. Wirklich!Danke! Auf Wiedershen!

WunderschönだけではなくAusgezeichnet/Primaなど、いろいろ使えると思います。

他にも

Es war ein wunderschöner Abend für mich. Ich danke Ihnen noch einmal herzlich. Auf Wiedersehen!

などといいながら、また抱擁をして立ち去りましょう。

仕事がらみや、かなり目上の人などは、次の日にメールを送っておくのもよいでしょう。しかしなによりも、その場を楽しめたという顔をして帰っていけるように、別れ際の練習はしておきましょうね。


次回は、第236回「招待したい時」

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