第266回「受け身⑤」

きょうのまとめ

・受け身+助動詞

・日本とドイツ語の受け身の違い

・今日の宿題

・昨日の宿題

受け身+助動詞

受け身の文章に助動詞がセットになることが時々あります。どのような文章でしょうか?

例えば、

Das Fenster muss geputzt werden.

窓は掃除されなければならない。

この場合、助動詞を2番目に持ってきてください。追いやられたwerdenは一番後ろに行って原形(不定詞)になります。

Der Brief kann von Schubert geschrieben worden.

助動詞könnenは可能性を表しますので、訳は、この手紙はシューベルトによって描かれたかもしれない。となります。


日本とドイツ語の受け身の違い

■注意したい日本語との違い

日本語でよく「昨日こんなこと言われてさぁ」みたいな受け身の言い方をよく聞きます。「お母さんに言われた。」「主人に言われたんですけど。」と言うような日本語です。

これはドイツ語にするとIch wurde gesagt となりますが、この言い方はドイツやオーストリアではほとんど聞きません。

私たち日本人が「誰々に言われた」と言う文章は、ドイツ語では「誰々が言った」という訳でOKです。

つまりMein Mann hat gesagt. でいいのです。それを「主人に言われた。」と超訳してもいいのではないでしょうか。


今日の宿題

■次の文章を受け身のドイツ語にしましょう。

(1)Meine Mutter hat mir dieses Kleid geschenkt.

(2)Der Wolf hat meine Großmutter gefressen.

(3)この車は修理されなければならない。

(4)「若きウェルテルの悩み」はゲーテによって1774年に書かれました。

(5)私は一通のメールによって彼が結婚したことを知らされました。(informiert, dass)



昨日の宿題

■次のドイツ語にvon またはdurch を入れましょう。

(1) Es ist ( durch) meinen Fehler passiert.

(2) Mozart ist ( durch) eine Krankheit gestorben.

(3) Mozart wurde (von) Salieri gestorben.

(4) (Durch)einen Anruf wurde ich über den Unfall informiert.

(5) (Von ) meiner Mutter wurde ich den Unfall informiert.

(6) Dieses Werk wurde (von ) mehreren Künstlern gearbeitet.


次回は、第267回「省略語に慣れよう①」

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です