きょうのまとめ
・受け身+助動詞 ・日本とドイツ語の受け身の違い ・今日の宿題 ・昨日の宿題 |
受け身+助動詞
受け身の文章に助動詞がセットになることが時々あります。どのような文章でしょうか?
例えば、
Das Fenster muss geputzt werden.
窓は掃除されなければならない。
この場合、助動詞を2番目に持ってきてください。追いやられたwerdenは一番後ろに行って原形(不定詞)になります。
Der Brief kann von Schubert geschrieben worden.
助動詞könnenは可能性を表しますので、訳は、この手紙はシューベルトによって描かれたかもしれない。となります。
日本とドイツ語の受け身の違い
■注意したい日本語との違い
日本語でよく「昨日こんなこと言われてさぁ」みたいな受け身の言い方をよく聞きます。「お母さんに言われた。」「主人に言われたんですけど。」と言うような日本語です。
これはドイツ語にするとIch wurde gesagt となりますが、この言い方はドイツやオーストリアではほとんど聞きません。
私たち日本人が「誰々に言われた」と言う文章は、ドイツ語では「誰々が言った」という訳でOKです。
つまりMein Mann hat gesagt. でいいのです。それを「主人に言われた。」と超訳してもいいのではないでしょうか。
今日の宿題
■次の文章を受け身のドイツ語にしましょう。
(1)Meine Mutter hat mir dieses Kleid geschenkt.
(2)Der Wolf hat meine Großmutter gefressen.
(3)この車は修理されなければならない。
(4)「若きウェルテルの悩み」はゲーテによって1774年に書かれました。
(5)私は一通のメールによって彼が結婚したことを知らされました。(informiert, dass)
昨日の宿題
■次のドイツ語にvon またはdurch を入れましょう。
(1) Es ist ( durch) meinen Fehler passiert.
(2) Mozart ist ( durch) eine Krankheit gestorben.
(3) Mozart wurde (von) Salieri gestorben.
(4) (Durch)einen Anruf wurde ich über den Unfall informiert.
(5) (Von ) meiner Mutter wurde ich den Unfall informiert.
(6) Dieses Werk wurde (von ) mehreren Künstlern gearbeitet.
次回は、第267回「省略語に慣れよう①」