きょうのまとめ
・ペーターをどれくらい待てばいいのか? |
あなたがペーターと会う約束をしていたのに探してもいない。誰かに、
Wo ist Peter?ペーターはどこ?
と尋ねて次のような返事が来たとき、どれくらい待てばいいものなんでしょう?
Er kommt sofort. / すぐに来るよ。
sofort/gleich/jetztはそれほど時間的な差はないように思います。また地方によってもどの単語を日常的によく使うのかが違うことがありますので一概には区別できないように思います。
しかし、sofortはペーターだけではなく、話し手も彼がすぐに来ることを知っているし、実際すぐに来ると思っている感じがします。
Er kommt gleich. / すぐに来るよ。
gleichも、すぐ、今という感覚があります。また、すでに歩いてきているペーターが見えている時も同じ文章Er kommt gleich.と言って「ほら今来てます。」というような使い方をします。
Er kommt jetzt. / すぐに来るよ。
jetztも素早い時間の感覚ですね。ですので「今来ます。」と訳していいと思います。
Er kommt bald. / 来ると思います。
baldは「まもなく」という感覚ですので、すぐではないが、近い時間の感覚でやってくるという意味があります。しかし、反面、それがどの程度の時間感覚なのかわからないという意味も含んでいます。
例えば、「また会いましょう。」と言う時、Bis Morgen. Bis Sonntag.などのように次の予定が決まっている言い方よりも、Bis bald! となると「またね」という感じで、次がいつなのかわからないけどというニュアンスが含まれます。
Er kommt später. / 彼は遅れています。
späterなのですか「遅い」「後から」と言う意味になりますので、こういう返事が来たときには、もしわかるなら「いつごろ?」というのは確認したいものです。
Er kommt irgendwann. / そのうち来ます。
irgendwann「いつか」と言う単語です。会社であればこういう返事はないでしょうが、友人同士であれば、「そのうち来るんじゃない?」と言う感じでしょうか。来ないかもしれないので期待はしない方がいいかもしれませんね。
もちろんこの他に
Er kommt nicht.
彼はこないよ。nichtは待ち合わせの返事としては、彼は来ないので出直して来てくださいという感覚。
Er kommt nie.
彼は来ないよ。nieは二度と来ない、来たこともないというニュアンス。
他にも
Ich weiß nicht, wann er kommt.
いつ来るかはわからないよ。
なんて言われるかもしれません。
次回は、第293回「どれくらいたくさん?alles/viel/etwas/wenig/ein bißchen/nichts」