きょうのまとめ
・zu+不定詞の文章の作り方 |
■zu+不定詞の文章の作り方
これらの文章を作る時には、「~することを〇〇する」という文章の形になります。zuと動詞の不定詞を使います。例を見ていきましょう。
■私はクラシック音楽を聴くことに興味がない。
と言う文章をドイツ語にしたい時、①私は興味がない。②クラシック音楽を聴くこと に分けましょう。
①Ich habe keine Lust. ②は不定詞を使って Klassische Musik zu hören となります。一つにまとめて。
Ich habe keine Lust, klassische Musik zu hören. となります。
■早く食べる(こと)は健康に良くない。
①Es ist ungesund. と 早く食べる schnell zu essen
Es ist ungesund, schnell zu essen./ Schnell zu essen ist ungesund.
■部屋を毎日掃除することは大切です。
①それは大切です。Es ist wichtig. ②部屋を毎日掃除する事。Das Zimmer täglich aufzuräumen
分離動詞でもzu+不定詞で表現できますが、その場合、zuは動詞の中ほどに入ります。
Es ist wichtig, das Zimmer täglich aufzuräumen./部屋を毎日掃除することは大切です。
次にum+zu+不定詞やohne+zu+不定詞、statt+zu+不定詞の作り方です。
■um+zu+不定詞
umが付くことにより「~するために」と言う意味が生じます。そしてその場合、um+zu+不定詞の部分がその文章の中で一番大切な部分になります。①と②を比較してください。
①zu+不定詞
Es ist wichtig, deutch zu lernen. ドイツ語を学ぶことは大切だ。
言いたいのは「大切だ」ということ。deutsch zu lernenは補足にすぎません。
②um+zu+不定詞
Ich fahre nach Deutschland, um deutch zu lernen. ドイツ語を勉強するためにドイツへ行く。
ドイツへ行くのが主目的ではなく、ドイツ語を勉強するために行くのだという、um+zu+不定詞の部分が重要になっています。
um,ohne,stattの例文をいくつか見ていきましょう。
■Ich trinke viel Wasser, um meinen Körper fit zu halten.
私は体を健康に保つためにたくさんの水を飲みます。
■Er sieht einige Zeit den Brief an, ohne etwas zu sagen.
彼はしばらくの間、何も言わずにその手紙を見ていた。
■Sie ist ins Ausland gefahren, statt in Japan ein Haus zu bauen.
彼女は日本で家を建てる代わりに、海外へ行った。
ドイツ語には多くの「2つの文章をつなぐ」方法がありますが、zu+不定詞もその一つの方法として使えるようにしたいものですね。
次回は、第320回「zu+不定詞の練習」