第319回「zu+不定詞の作り方」

きょうのまとめ

・zu+不定詞の文章の作り方

■zu+不定詞の文章の作り方

これらの文章を作る時には、「~することを〇〇する」という文章の形になります。zuと動詞の不定詞を使います。例を見ていきましょう。

■私はクラシック音楽を聴くことに興味がない。

と言う文章をドイツ語にしたい時、①私は興味がない。②クラシック音楽を聴くこと に分けましょう。

①Ich habe keine Lust. ②は不定詞を使って Klassische Musik zu hören となります。一つにまとめて。

Ich habe keine Lust, klassische Musik zu hören. となります。

■早く食べる(こと)は健康に良くない。

①Es ist ungesund. と 早く食べる schnell zu essen

Es ist ungesund, schnell zu essen./ Schnell zu essen ist ungesund. 

■部屋を毎日掃除することは大切です。

①それは大切です。Es ist wichtig. ②部屋を毎日掃除する事。Das Zimmer täglich aufzuräumen

分離動詞でもzu+不定詞で表現できますが、その場合、zuは動詞の中ほどに入ります。

Es ist wichtig, das Zimmer täglich aufzuräumen./部屋を毎日掃除することは大切です。


次にum+zu+不定詞やohne+zu+不定詞、statt+zu+不定詞の作り方です。

■um+zu+不定詞

umが付くことにより「~するために」と言う意味が生じます。そしてその場合、um+zu+不定詞の部分がその文章の中で一番大切な部分になります。①と②を比較してください。

①zu+不定詞

Es ist wichtig, deutch zu lernen. ドイツ語を学ぶことは大切だ。

言いたいのは「大切だ」ということ。deutsch zu lernenは補足にすぎません。

②um+zu+不定詞

Ich fahre nach Deutschland, um deutch zu lernen. ドイツ語を勉強するためにドイツへ行く。

ドイツへ行くのが主目的ではなく、ドイツ語を勉強するために行くのだという、um+zu+不定詞の部分が重要になっています。

um,ohne,stattの例文をいくつか見ていきましょう。

■Ich trinke viel Wasser, um meinen Körper fit zu halten.

私は体を健康に保つためにたくさんの水を飲みます。

■Er sieht einige Zeit den Brief an, ohne etwas zu sagen.

彼はしばらくの間、何も言わずにその手紙を見ていた。

■Sie ist ins Ausland gefahren, statt in Japan ein Haus zu bauen.

彼女は日本で家を建てる代わりに、海外へ行った。

ドイツ語には多くの「2つの文章をつなぐ」方法がありますが、zu+不定詞もその一つの方法として使えるようにしたいものですね。


次回は、第320回「zu+不定詞の練習」

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