きょうのまとめ
・二つの文章をつなぐ接続詞 und/sondern/oder/denn/aber ・今日の宿題 ・昨日の宿題 |
■二つの文章をつなぐ接続詞
このUSODA「ウソだ!」で覚える接続詞の特徴は、ドイツ語で一番大切な「動詞は二番目」を崩さないで挟んでよいということです。und・aber・dennの詳しい説明は「60歳から始めるドイツ語」第127回 第128回をご覧ください。
●und 二つの事柄や文章を並列でつなぐ
Ich esse gerne Fisch und Fleisch. 魚と肉はよく食べます。
Ich bin krank. Und ich gehe nicht in die Schule. 私は病気です。そして私は学校へ行きません。
●denn 理由を述べるdenn
Ich gehe nicht in die Schule. Denn ich bin krank.
同じように理由を述べるweilがありましたが、weilの場合は副文になり動詞が最後に追いやられますが、dennの場合はIch bin krank. という文章をそのまま続ければいいので、動詞の位置を気にする必要がありません。
●aber AだけどB
「でも」と言う意味のaberですが、ドイツ語においてaberを多用する私たち日本人に注意です。日本人の私たちは普段の何気ない文章にもすぐ「でも~」「でもね」と入れていることにお気づきでしょうか?その文章本当にaberでしょうか?例えば「昨日映画館に行ったのね。でも見たのがコナン君で、面白かったのよ。」とか言っています。しかしこの「映画館に行った」と「コナンを見た」に否定の関係はありません。おそらく話者は「映画館に行って(たぶん洋画でも見ようと思っていた)でも、結局日本の、それもアニメを見た。」と言う意味合いが頭の中にあったのだと思います。日本語ならこの「でも」は全く問題がないのですが、ドイツ語では私たちが「でも」と思っているaberのほとんどがundになりますのでご注意ください。
Ich kann Deutsch sprechen, aber nicht schreiben. ドイツを話せるけど書けないんだ。
Er hat heute keine Arbeit, er ist aber trotzdem gekommen. 今日彼は休みなのにやってきた。
●sondern
sondernは、~ではなく~と言う意味を表現したい時に使います。
Er ist kein Pianist, sondern Dirigent. 彼はピアニストではなく指揮者です。
●oder
oderは二つの事柄や文章を比較する接続詞です。AまたはBと言うような表現の時に使います。
Fahren wir mit dem Bus oder zu Fuß? バスで行くそれとも歩いていく?
Ich weiß noch nicht, ob ich in Deutschland Musik studieren oder in Japan eine Stelle bekommen soll.
ドイツで音楽の勉強をするのか、日本で仕事を探すのか、まだわからない。
少々複雑な文章のように見えますが、主文はIch weiß noch nicht.の文章です。ob~かどうか、という副文を構成する接続詞がありますので、副文の動詞は後ろへ追いやられます。
■今日の宿題
■次の文章を訳しましょう。
1. Ich habe Lust, Deutsch, Englisch und Spanisch zu lernen.
2. Er war 4 Jahre in Deutschland, hat aber nichts studiert.
3. Ich konnte ihn nicht treffen, denn ich habe den Zug versäumt.
4. Peter, du machst deine Hausaufgaben nicht morgen, sondern heute.
5. Möchtest du lieber im Bett bleiben oder gehst du zum Arzt?
6. Ich frühstücke nicht zu Hause, sondern gehe ins Café.
■次の文章をドイツ語にしましょう。
- イチゴケーキとチョコレートトルテのどっちが好き?
2. ペーターは今日はこないよ、明後日だよ。
3. 僕は野菜は食べない、でもキャベツだけは食べられるよ。
4. 来月ドイツへ行きます、なぜならサッカーが好きだから。
5. 君は今日部屋の掃除、宿題、それからお風呂も入りなさい。
6. 今日は映画館には行かない、それよりオペラ座にいきます。
■昨日の宿題
■次の文章を訳しましょう。
- Es ist schön, Zeit für die Familie zu haben. 家族の為に時間を取るのはいいことだ。
2. Ich helfe dir, dein Auto zu waschen. 君の車を洗うのを手伝うよ。
3. Ich schlage vor, heute ins Museum zu gehen. 今日は美術館へ行くのを提案するよ。
4. Ich habe die Prühfung bestanden, ohne etwas zu lernen.
ちっとも勉強しなかったけど試験は合格したんだ。
5. Er ist in Deutschland geblieben, statt mit seiner Familie nach Japan zurückzukehren.
彼は家族と一緒に日本に戻る代わりにドイツに残ったんだ。
6. Für Ausländer finde ich es schwierig, die Japanische Sprache zu lernen.
外国人にとって日本語を学ぶことは難しいと思います。
7. Markus versucht, jeden Tag um 6 Uhr aufzustehen.
マルクスは毎日6時に起きようとしています。
8. Um gesund zu bleiben, soll(sollte) er nicht mehr rauchen.
健康でいるために、彼はもうタバコは吸わないほうがいい。
9. Er fluchte zu Hause, statt in der Kirche zu beten.
彼は教会でお祈りをする代わりに、家で呪っているよ。
10. Peter hört nicht auf, an Maria zu denken.
ペーターはマリアにぞっこんなんだ。(マリアの事を考えることをやめない。)
■次の単語を正しく並べて文章にしましょう。(余ってしまう単語もあります。)
- Es ist schwierig, Deutch zu lernen. (ドイツ語を学ぶのは難しい)
2. Es ist normal, beim Sprechen Fehler zu machen.(話す時に間違いをすることは普通なんですよ。)
3. Ich habe einen Traum, nach Japan zu fliegen.(私は日本へ行くという夢があります。)
4. Es ist hier verboten, Fotos zu machen.(ここで写真は撮ることは禁止です。)
5. Maria fängt an, Kochen zu lernen.(マリアは料理を習い始めます。)
6. Ich habe keine Zeit, fernzusehen.(テレビを見る時間はない。)
7. Er hat ein Glas Wasser bestellt, statt Bier zu trinken.(彼はビールの代わりに水を注文した。)
8. Um 6 Uhr aufzustehen ist nicht möglich.(6時に起きるのは無理です。)
9. Eine Weltreise zu machen ist mein Wunsch.(世界旅行が私の希望なんです。)
10. Um Wahrheit zu sagen, ich mag ihn nicht.(本当のことを言うと、彼は好きじゃないんだ。)
■次の日本語をドイツ語にしましょう。
- 何も食べるものがない。Ich habe nichts zu essen.
2. 今日は買い物をする気力がない。Ich habe heute keine Lust einzukaufen.
3. ピアノを練習する時間が欲しい。Ich möchte Zeit haben, um Klavier zu üben.
4. テレビを見る代わりにスポーツをしよう!Statt fernzusehen, treiben wir Sport!
5. 彼は夕食を取らずに寝た。Er ist ins Bett gegangen, ohne zu Abend zu essen.
6. シューベルトの歌を歌うためにドイツ語の勉強をしています。
Ich lerne Deutsch, um Schuberts Lieder zu singen.
第322回「文章をつなぐ~weil,obwohl」