第354回「場所によって違うトウモロコシ」

きょうのまとめ

・場所によって違うトウモロコシ

■場所によって違うトウモロコシ

ドイツやオーストリアでは同じ野菜でも表現する言葉が全く違うということはよくあることです。

トウモロコシのドイツ語は

Mais

オーストリアでは

Kukuruz

と言います。これほどまでに違うと本当に同じドイツ語なんだろうか?と思いますが、ごくごく普通に使われていますので、慣れるしかありません。このほかにもドイツとオーストリア、または同じ国の中でも違う単語を使うものは多くあります。野菜やそれ以外にもいくつかご紹介しましょう。(違う単語が接する地域ではもちろん曖昧な境界線になっていると思います)

日本語ドイツドイツドイツオーストリアスイス
トマトTomateParadaiserTomate
キノコPilzPoggenstaulSchwamm
じゃがいもKartoffeln
(中北部など)
Grumbeere
(西部)
Nudel
(ベルリン周辺)
ErdapfelErdapfel
サワークラウトSauerkraut
(中南部と北部の一部)
Sauerkohl
(北部)
Suermoos
(北西部)
SauerkrautSauerkraut
生クリームSahneRahmSchlagobers
おやつBrotzeit
(中部ドイツ)
Zweites Frühstück
(中部~北部)
Vesper
(南西部)
JauseZüni
Pferd
(中北部)
Gaul
(中西部)
RossRoss
えんとつSchornstein
(中部・北部)
Esse
(東部)
RauchfangKamin
見て!Guck!
(多くのドイツ国内)
Kuck!
(北ドイツ)
Sieh!
(北ドイツ語一部地域)
Schau!Lueg!

他にもジャガイモなどは何種類も存在します。地方に行かれた時は、スーパーやマルクトでの表記を楽しみに行かれてはいかがでしょうか。


次回は、第355回「場所によって違うパンとパンの耳」

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