第382回「一般動詞の過去形①」

きょうのまとめ

・一般動詞の過去形

■一般動詞の過去形

一般動詞の過去形はすでに述べたように新聞の中、歴史の話、そしておとぎ話の中に出てくることが多いのですが、知っておいて損はありません。特におとぎ話を読む時は、いろいろな形に変化した過去形が出てきます。思い出せなくてもいいが、読める、意味が思いつく程度にはしておいた方がいいでしょう。

■過去形は活用する

一般動詞は活用します。これが面倒に思う点の一つです。ただ、助動同の活用に似ています。過去形は、①過去形の基本形を覚える/意味がわかる ②活用ができる この二つができるようになれば、使っていけると思います。例を見てみましょう。

●過去形はどこを見て確認する?

「60歳から始めるドイツ語」の読者のみなさんの年代だと、過去形は「現在形・過去形・過去分詞」をセットで覚えたという方がいらっしゃるのではないでしょうか。私も大学生の時に、例えばgehenだと「gehen/ging/gegangen」というセットで覚えたものです。まだ覚えていらっしゃらない方は、辞書の後ろに一覧表がついていたりします。参考書などにも、重要な動詞の変化は掲載してあります。

また、gehen,kommen,seinなど重要な動詞はすぐに覚えられるようにging,kam,warなど変わった形の過去形ですが、それ以外の一般動詞は規則性があります。例えば、

sagenはenを取ってtenをつけるのが過去形です。sagtenになります。

fotografierenもenを取ってtenをつけます。fotografirtenになります。

machenもenを取ってtenをつけます。machtenになります。

■過去形の活用

過去形を活用してみましょう。

現在形の活用過去形の活用
【sagen】【sagten】
Ich sagesagte
Dusagstsagtest
Er,sie,essagtsagte
Wirsagensagten
ihrsagtsagtet
Sie(sie)sagensagten

不規則な過去形の動詞も同じように活用します。

【gehen】【kommen】
Ichgingkam
Dugingstkamst
Er,sie,esgingkam
Wirgingenkamen
ihrgingtkamt
Sie(sie)gingenkamen

どこか似ていませんか?Ich とEr,sie,esが同じなんていうのは助動詞の活用と似ています。このように、①過去形の基本形を覚える/意味がわかる ②活用ができる と過去形が使えるようになっていきます。

明日はいろいろな過去形の動詞を確認していきましょう。


次回は、第383回「一般動詞の過去形②」

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