第412回日本語と違う「てにをは」②

きょうのまとめ

・あなたを(3格)助けます~helfen

・あなたを(3格)信じます~galuben

・昨日の宿題

■あなたを(3格)助けます~helfen

helfen~を助けるという動詞は助ける対象は3格を取ります。お店に入った時などに必ず聞こえてくるKann ich Ihnen etwas helfen?(何かお手伝いしましょうか?)はSieに対する3格のIhnenを使っています。それを覚えておくだけでもhelfenが3格であると覚えられます。

Ich helfe dir. ich helfe ihm. Ich helfe ihr.

君を助けます。彼を助けます。彼女を助けます。

というように「~を助ける」なのに3格を取ります。これが日本語とちょっと違うところです。

あなたを助ける時は Ich helfe Ihnen.

彼らを助ける時は Ich helfe euch. になります。


あなたを(3格)信じます~galuben

glaubenも~を信じるという時に3格を取ります。あなたに信じますではなく、あなたを信じます。ただこの動詞はちょっと面倒なんです。まずは3格から。

Ich glaube dir. Ich glaube ihm. Ich glaube ihr.

君を信じます。 彼を信じます。 彼女を信じます。

ただ前置詞を取ってglauben an を使うことが多いんです。その時は4格を取ります。

Ich galube an dich. Ich glaube an ihn. Ich glaube an sie.

となります。そして3格は人間だけ。

例えば「そのニュースを信じます。」というような時は、最初から普通に4格を取ります。

Ich glaube die Nachricht. 


■昨日の宿題

・次の日本語をドイツ語にしましょう。動詞はすべてanrufenを使ってください。

1. 私は君に電話をかけなければならない。

Ich muss dich anrufen.

2. 明日私はお父さんに電話をする。

Morgen rufe ich meinen Vater an.

3. 誰が私に電話をかけましたか?

Wer hat mich angerufen?

4. 母は私の先生に電話をしました。

Meine Mutter hat meinen Lehrer angerufen.

5. 私たちは彼女に電話をかけたい。

Wir möchten sie anrufen.

6. シュタイナー氏に電話をしてください。

Bitte rufen Sie Herrn Steiner an!


次回は、第413回日本語と違う「てにをは」③

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