第66回放送「お知り合いになれてうれしいです」

みなさんおはようございます。第66回の放送はいかがでしたでしょうか。今回は「お知り合いになれて嬉しいです。」です。この文章、現在では少々堅苦しい言い回しだと言われています。また、初心者のドイツ語学習者にとってはちょっと長いので、練習しておかないと上手く言えません。しかしこの文章がすべての基本になります。しっかり練習をしておきましょう。

きょうのまとめ

・「お知り合いになれて嬉しいです。」

・同じ意味の他の表現

・どんな場面で言うの?

「お知り合いになれて嬉しいです。」

Ich freue mich, Sie kennenzulernen.

ドイツやオーストリアで誰かと始めて出会った時、紹介してもらった時などに、知りあえて嬉しいということを表現したいものです。今日最初にご紹介するいい方は、現在ではかなり堅苦しい言い方に思われているようですが、基本形であり、一番長い文章なので、これがスラスラ言えれば、他のバリエーションは難しく感じずに、相手に合わせて応用できると思います。

Ich私は
freuefreuen喜ばせる
michfreuen+sich私を喜ばせるので「喜ぶ」
Sieあなたを
kennenzulernenkennenlernen+zu 知り合いになって

最後の zu は 「zu+不定詞(動詞の原形)」です。kennenlernenが分離動詞なのでzuは中に挟まれます。この文法に関しては、10月から始まる第二部で一緒に勉強しましょう。


同じ意味の他の表現

最初の方は、全部よく似ています。少しずつ省略していますね。やはりドイツ人にとっても、長い文章をつらつらを言うのは、時代と共に堅い感じがするのでしょうか。

Es freut mich, Sie kennenzulernen.お逢いできてうれしいです。
(上の文章との違いは、私が嬉しいのではなく、
その機会(Es)が喜ばせているので嬉しいとなる。
Es freut mich!よろしく。(一番多いのがこれかもしれません。)
Freut mich!よろしく。これもOK。
Schön, Sie kennenzulernen!あなたと知り合えて嬉しい。(Schönは美しいだけではなく、
いい状態、いい感じも意味します。)
Sehr erfreut!よろしくお願いします。
Sehr angenehm!どうぞよろしく。
(古くかしこまった言い方になります。)
Angenehm!よろしく。
(古くかしこまった言い方になります。)

どんな場面で言うの?

例えば、ドイツに留学して語学学校に入る。初日に教室に入って、この文章は使いません。そんな時は Hallo, ich bin Maria. Und du? なんて気さくな会話がきっかけになります。

しかし不思議なもので、私も留学時代に、演奏後のパーティで、目の前に市長さんがいて紹介していただいたりしたことがあります。ビジネスで行かれる方は、初対面の仕事相手にこのような挨拶をすることがあります。特に、間に誰かが入り、その場で紹介してもらう場合などはよく使います。


次回 第67回は「料理のドイツ語」です。

写真 「ローテンブルグ/ドイツ」2011年撮影

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