今日のまとめ
・Fangen wiran! は分離動詞の命令形 ・他の表現 ・ウィーンで聞こえるMa |
Fangen wir an! は分離動詞の命令形
「私達/wir」を主語にした命令形をつくれば、私達は~しましょう!という文章になります。
文章の作り方かたは
動詞の不定詞+wir+!(ビックリマーク)です。
「行きましょう!」Gehen wir!
「食べましょう!」Essen wir!
「飲みましょう!」Trinken wir!
・・・・「ビールを飲みましょう!」Trinken wir Bier!
これでOK!
場合によっては、使役の動詞lassenを使って、
Lass uns gehen!(私たちにいかせましょう!)
という表現も日常的に使われます。Lass uns ins Cafe gehen!カフェに行きましょう!などはよく聞く表現です。
さて、「始めましょう!」は始めるanfengenを使って文章にしますが、anfengenは分離動詞です。
分離動詞の命令形は現在形と同じように前綴りが最後に来ます。つまり、
Fangen wir an! 始めましょう!
他の表現
他にも、始めるという動詞はbeginnenという動詞があります。
Beginnen wir! Lass uns beginnen!などでも表現できます。ただ、ウィーンではFangen wir an!が多いように思います。
ウィーンでは全く違う表現
先ほどウイーンではFangen wir an!が多いと書きましたが、ただウィーン訛りというものがありますので、そのようには聞こえないということなんです。
初めてウィーンに行かれた方は、不思議に思われますが、ウィーンでは「マ」が良く聞こえます。
始めましょう!も ファングマアンに聞こえる。
Fang ma an!
これは、ウィーン訛りでは、私達のことをmaと言うからです。そして動詞の最後のenを省略します。なので「私達は〇〇しましょう!」という文章は以下のように言われます。
行きましょう!Gehen wir→ Gemma! ゲンマ!
行きましょう!Fahren wir! → Famma! ファンマ
食べましょう!Essen wir ! → Essma! エスマ
取りましょう! Nehmen wir! → Nemma! ネンマ
他にもいろいろあります。
最初は「マ」ばかり聞こえて、何を言われているのかわからないで戸惑ってしまいます。
テレビドラマだけではなく、街でも、年配の人たちが「ゲンマゲンマ」って言っている。何だろうと思っても辞書では探せない。それがウィーンのmaつまりwirなのです。
ウィーン旅行を計画なさっている方は少々ご注意ください。
次回は、第102回放送「今何時ですか?」