ドイツ語に限らず、外国語を学習する時に、完璧を求めてしまう真面目な方へ。
例えば、一昔前、日本ではどれもが「スパゲッティ」でした。最近やっとフェットチーネ、カッペリーニなどの区別ができるようになってきました。
ウィーンに行った当初は、「ソーセージ」はすべて「ソーセージ」でした。そして唯一知っていた「ウィンナー」はありませんでした。
なぜなら「ウィンナー」はウィーン風という意味でドイツで売られていましたが、同じようなタイプはウィーンでは「フランクフルター」フランクフルト風という名前で売られていました。
また、日本の古い白黒映画を見た時に、「さようなら」「さらば」「おたっしゃで」がすべて、アウフヴィーダーゼーン(auf Wiedersehen) という言葉で訳されていたのを思い出します。
時々、まだドイツ語を始めて数か月の方が、すべて理解しないと気が済まないのか、細かい区別を聞いてこられます。
でも、学習の入り口では、そんなにキツキツの区別をしなくてもいいんじゃないかと思うのです。
初心者は、パスタと言いながら手で細いのが好きと示していいと思います。
ソーセージは指で「これ」っていれば買えます。
日本語を勉強している外国の方が「さらばじゃ」と言っても、笑って「またね」と言ってあげればいいと思います。
語学学習の入り口では、ぼやっとしたままでいいのです。
指導者側としては、そのぼやっとを、どこでクリアにしていくのか、ちゃんと見えていますので、ぼやっとしたまま安心して進んでいただければと思います。
そして、何度か同じことで立ち止まりながら覚えていくのです。
特にドイツ語を学ぶみなさんは、真面目なタイプの人が多いようです。「わからないことが気持ち悪い」というのが挫折の一因になってしまわないように、ゆるゆると始めていきましょう。
わからないのがあたりまえでいいのです。
写真は「ドイツの田舎町」2007年撮影
60からの…に惹かれました。カタカナも覚えにくいお年頃なのに大丈夫かしら?と不安です。
でも、コロナ禍が落ち着いたらお友達が住んでるドイツにまた遊びに行きたいので(もちろんオーストリアも)登録したいです。
コメントありがとうございます。ものすごくゆっくりなので、マイペースで少しずつ耳を慣らして、ドイツ語に親しんでください。応援させていただきます!管理者