第154回「過去分詞と過去形③ ドイツ・オーストリアの音楽家 ベートーヴェン」

今日のまとめ

・ベートーヴェンについてドイツ語で読んでみよう

・明日の予習

ベートーヴェンについてドイツ語で読んでみよう

Ludwig van Beethoven war ein deutscher Komponist.  

もうこの文章はすぐに訳せますね。warはsein動詞の過去形です。

訳:ルードヴィッヒ・ファン・ベート―ヴェンはドイツの作曲家でした。


Der kleine Ludwig hat schon früh von seinem Vater die Musik kennengelernt

この文章は過去形ではなく、過去分詞形です。kennenlernen/知り合う という動詞です。

訳:小さなルードヴィヒはすでに小さな時からお父さんから音楽を教えてもらいました。

直訳すれば、小さなルードヴィヒは、すでに、早く、お父さんから、音楽を、知り会いました。lernen/習うだけではなく、出会って習うという単語を使っています。


Als er 21 Jahre alt war, zog er ganz nach Wien um

zogはziehen/引っ張る という動詞の過去形ですが、文章の最後にumがありますので、これは分離動詞umziehen/引越しする という動詞になります。

訳:彼が21歳の時、ウィーンへ移住しました。

ganzは全く持って、すべてという意味がありますので、ちょっと引っ越したのではなく、完全に引越したのです。


Der Komponist zog mindestens 68 Mal in seinem Leben um

同じくumziehen/引越しする mindenstens/最低、少なくとも

訳:その作曲家は彼の人生で少なくとも68回引越ししました。

ウィーンの街を歩けば、ベートーヴェンが住んでいた家ということで、旗が出ている建物の多いこと!癇癪をおこして素行が悪かったとか、大家と喧嘩して、気に入らなくて、とにかく何かあればすぐに引越しをしていたようです。季節によっても作曲場所としての家を変えていたところもありますので、そういう意味でも引越し魔と言われるゆえんですね。


Er starb 1827 mit 56 Jahren.

starbはsterben/死ぬ の過去形です。この文章はEr ist 1827 mit 56 Jahren gestorben.と過去分詞形で表現することもできますね。

訳:彼は1827年に56歳で亡くなりました。


Sein Grab ist noch heute auf dem Wiener Zentralfriedhof.

Grabは墓・noch heute/今日もなお・Wiener Zentralfriedhof/ウィーン中央墓地

訳:彼の墓は今日もなおウィーン中央墓地にあります。

aufは前置詞~の上にという意味ですが、お墓の下に彼はいるかもしれませんが、墓は地上なのでaufなんでしょうか。この前置詞というのは、本当に感覚的なものなので、上手く覚えてください。


明日の予習

Franz Schubert war ein Komponist aus Österreich.

Er hat fast tausend Werke geschrieben, davon etwa 600 Lieder. 

Mit sechs Jahren ging er in der Wiener Vorstadt Lichtental in die Schule.

Er schrieb aber auch Musik für Orchester, wie „Die Unvollendete“. 


次回は、第155回「過去分詞と過去形④ ドイツ・オーストリアの音楽家 シューベルト」

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