きょうのまとめ
・一般動詞の過去形 |
■一般動詞の過去形
一般動詞の過去形はすでに述べたように新聞の中、歴史の話、そしておとぎ話の中に出てくることが多いのですが、知っておいて損はありません。特におとぎ話を読む時は、いろいろな形に変化した過去形が出てきます。思い出せなくてもいいが、読める、意味が思いつく程度にはしておいた方がいいでしょう。
■過去形は活用する
一般動詞は活用します。これが面倒に思う点の一つです。ただ、助動同の活用に似ています。過去形は、①過去形の基本形を覚える/意味がわかる ②活用ができる この二つができるようになれば、使っていけると思います。例を見てみましょう。
●過去形はどこを見て確認する?
「60歳から始めるドイツ語」の読者のみなさんの年代だと、過去形は「現在形・過去形・過去分詞」をセットで覚えたという方がいらっしゃるのではないでしょうか。私も大学生の時に、例えばgehenだと「gehen/ging/gegangen」というセットで覚えたものです。まだ覚えていらっしゃらない方は、辞書の後ろに一覧表がついていたりします。参考書などにも、重要な動詞の変化は掲載してあります。
また、gehen,kommen,seinなど重要な動詞はすぐに覚えられるようにging,kam,warなど変わった形の過去形ですが、それ以外の一般動詞は規則性があります。例えば、
sagenはenを取ってtenをつけるのが過去形です。sagtenになります。
fotografierenもenを取ってtenをつけます。fotografirtenになります。
machenもenを取ってtenをつけます。machtenになります。
■過去形の活用
過去形を活用してみましょう。
現在形の活用 | 過去形の活用 | |
【sagen】 | 【sagten】 | |
Ich | sage | sagte |
Du | sagst | sagtest |
Er,sie,es | sagt | sagte |
Wir | sagen | sagten |
ihr | sagt | sagtet |
Sie(sie) | sagen | sagten |
不規則な過去形の動詞も同じように活用します。
【gehen】 | 【kommen】 | |
Ich | ging | kam |
Du | gingst | kamst |
Er,sie,es | ging | kam |
Wir | gingen | kamen |
ihr | gingt | kamt |
Sie(sie) | gingen | kamen |
どこか似ていませんか?Ich とEr,sie,esが同じなんていうのは助動詞の活用と似ています。このように、①過去形の基本形を覚える/意味がわかる ②活用ができる と過去形が使えるようになっていきます。
明日はいろいろな過去形の動詞を確認していきましょう。
次回は、第383回「一般動詞の過去形②」