第450回「ペットとドイツ語~日本と違うペットのルール」

今日のまとめ

・日本と違うペットのルール

・しつけの単語

私はペットを飼ったことがないので、もしかしたら少し違うところがあるかもしれませんとお断りした上で、ドイツやオーストリアのペットとの関りについて少し書いてみようと思います。

ひと昔前は、路上に犬のふんが至るところに落ちていた街も少なくありませんでしたが、最近はそういうことはなくなりました。ペットの始末を人間がするようになって来たように思います。

日本で言うペットショップはあまり見かけません。また店頭で子犬が売られているというような場面も見た記憶がありません。おそらくTierheim(動物保護施設)やブリーダーから引き取る方法が多いのだと思います。

また、ペットは普通に市電や地下鉄に乗っています。犬は乗る時はマズルガードが必須です。ネコなどは籠に入っているのを見たことがありますが、あまり猫を連れてどこかへ行くというのは少ないようです。

また、ネコも犬も、保護施設で保護されているものを引き受けるという形も多いです。

ヨーロッパに行って一番驚いたのは、夜、レストランに子どもは連れて行けないが、犬はOKということ。テーブルの下でおとなしく待っていられる犬の方が許可が出ているようです。

他にも犬を飼う時に役所に届けたり、税金がかかる、犬の学校へ行かせる人が多いということも聞いたことがあります。

また、最近はネコカフェも何軒かヨーロッパに出来てきました。ウィーンの中心地にもネコカフェがあります。家で猫を飼えない、家族にアレルギーがあるという人がやってきてはネコを眺めていきます。ネコカフェで感じたのは、誰もネコを追い回さないということ。小さい子は例外ですが、ただただゆっくりとした時間が流れて行くのを感じました。


■オーストリアで犬と言えば・・・

30年以上前になりますが、私が留学した頃、犬と言えばシェパードともう一種類しか見なかったような気がするくらい、その犬はどこにでもいました。それもおばあちゃんとセットで。そうです。日本人留学生の中で「ぞうきん犬」と呼ばれていた、ダッケルの雑種です。

ダックスフントのような姿なのですが、つやつやしていなくて、いろいろな毛が混ざった、遠くから見ると使い古した雑巾が歩いているような犬でした。その犬が薄緑色のコートにお帽子をかぶったおばあちゃんと一緒にゆっくりと散歩しているのです。

もう、今は見なくなりましたね。懐かしい思い出です。


しつけの単語

これから犬を飼うという方や、ドイツの知り合いのご家庭に犬がいる場合など、基本的な単語だけでもドイツ語で覚えておきましょう。すでに初級で習っている単語のduに対する命令形の練習になります。

おすわりSitz!
伏せPlatz!
おいでKomm!
とどまれBleib!
だめNein!

次回は、第451回「同じ物を比べる」

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